2008年4月25日金曜日

SQ3Rメソッド

フォトリーディングを受講して思い出したことだが、

オーストラリアの大学に留学するときに、

日本の大学とは教え方が違う、

欧米の大学では大量のリーディングが課題として出される、

といった話をよく耳にしたので

「勉強する方法」を勉強していった経験がある。

そのときテキストにしたのが、

川手-ミヤジェイェフスカ恩『海外の大学・大学院で授業を受ける技術』(アルク ,2003)



この本に紹介されいるリーディングメソッドが

「SQ3R」という。

心理学者のフランシス・ロビンソンが1940年代に開発したもので

1. Survry(概観)
2. Quesition(質問)
3. Read(読解)
4. Recite(復唱)
5. Review(復習)

の頭文字をとってSQ3Rという。あまり使わなかったが、

思い返せば、英語の本の構成、段落、文章の関係が

ロジックでつながっていて、そもそも読みやすかった。

そもそも「分かりやすく書いてある本」と「そうでない本」

または、「分かりやすく訳してある本」と「日本語訳が下手な本」

では私たちの努力を超えて、無駄な時間が発生すると思う。

構成一つで、書き方一つで、まとめ方一つで、

読み手に知的負担をかけるのだ。


どれだけフォトリーが使えても、本自体に帰属する要素が

読解を妨げる場合だってありうると思う。



余談だが、

薄い本なのに、簡潔に要点がまとまっており、かつ

実践的で、この本は素晴らしい。

シカゴ大学の1年生に向けて作成されたものの邦訳である。

A.W.コーンハウザー『大学で勉強する方法』(玉川大学出版部, 1995)

1 件のコメント:

  1. アウトプットの量多すぎ!

    尊敬するよ



    本当に1ヶ月続けば・・w

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