2008年4月29日火曜日

一身にして二生を経る

福沢諭吉曰く、「あたかも一身にして二生を経るがごとく、

一人にして両身あるがごとし」。(『文明論之概略』)

享年66歳、最初の33年を江戸封建時代に過ごし、

最後の33年を明治維新後に過ごす。

インターネットを前にして梅田望夫は、同様の生涯を望む。

曰く、その人生となれば、

「今の常識は、あとの半分の人生では通用しない」

そう、思うことが肝要だ。

続けて彼の思想を脳科学者の茂木健一郎こう評価する。

「梅田さんの持つ素晴らしい資質は、「楽天的であるということは一つの意志である」とでも表現できるような決意と世界観である。「未来に明るさを託す」ということは、単なる現状の認識に発することではなく、むしろそのような世界を創り出すという意志に基づく行為である。」(梅田望夫『フューチャリスト宣言』p.13-4)


シリコンバレーという小さな街、国境を越えたインターネット、

それぞれの特異な文化が新しい世界を牽引していく。

梅田はこれを評して「混沌として面白い時代」という。


左から順に、

未来を創造したい「知的で明るい大人」な方へ。

これから始まる新しい物語の一片に触れたい方へ。

ネットの側に賭けるかどうか迷っている方へ。

「支配型思考」タイプへの質問



週間ダイアモンドの

「「支配型思考」タイプへの質問は、理由と内容を端的かつ具体的に」

http://diamond.jp/series/coaching/

の記事を見て。

読みたくなったので興味のある人はどーぞ。

2008年4月28日月曜日

トニー・ブザン【教育カンファレンス】

トニー・ブザン【教育カンファレンス】
2008年5月10日(土)
13:00 開場 14:00 開演 18:00 終了

※4月1日より全国一斉発売
800名
ブザン・ワールドワイド・ジャパン株式会社
有限責任中間法人ブザン教育協会
株式会社ALMA VISTA
株式会社ALMACREATIONS
第1部 : 基調講演(トニー・ブザン氏)
第2部 : パネルディスカッション(各パネラー)
第3部 : マインドマップコンテスト

参加希望の方は:http://www.imindmap.jp/0805event/

6月から値下がりするらしい

6月から値下がりするらしい

というのを申し込んでから聞いて。

えー、まじー、もう4月の申し込んだしー

と思っていたが、

なにかくれるらしい。ラッキー :)

ご進呈教材 2大教材プレゼント

・「フォトリーディングアクティベーター」CD教材

パラリミナル効果を応用したフォトリーディングのスキル
アップ専用CD教材です。脳の活性化につながり、フォトリーディング
ホールマインドシステムのスキルアップにとても効果的です。

・英語教材「MEリスニング」Vol.5 CD教材

世界23ケ国のフォトリーディングのマスタートレーナー、
リネットアイレス氏のインタビューが収録されています。
通常の全18シリーズの定期購読教材ですが、今回は
リネット女史のインタビュー号を特別にみなさまへご提供させていただきます。

値下げについては:http://www.lskk.jp/news/

2008年4月27日日曜日

7冊目 権八 成樹『花を売らない花売り娘の物語 High-Touch Contact with Customers』(光文社, 2005)

「花を売らない花売り娘-ハイタッチマーケティング論」

というタイトルに心引かれ、

読んでみたのが、フォトリーディング7冊目。

まえがきで、「この本はビジネス書ではありません」

と書かれているではないか。



権八 成樹『花を売らない花売り娘の物語 High-Touch Contact with Customers』(光文社, 2005)



著者の生き様、思想、世界観の

自論、または、≪独白≫というべき一冊。

どう理解してよいのか、よく分からない。

6冊目 ジェフリー・ムーア『ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション』(翔泳社, 2006)



ジェフリー・ムーア『ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション』(翔泳社, 2006)

原書「Dealing With Darwin: How Great Companies Innovate at Every Phase of Their Evolution」

Amazonのページに、ジェフリー・ムーア氏の「Amazon.co.jp独占音声コメント」

が音声と文章で載っています。

マーケティング、市場、戦略とはこういうものか、

と掴めた程度でよしとしたい。実際に経験がない

ために、ただの紙の上の文字の羅列になっている気がする。

個人的に、経験と本が結合しなければ、価値が見出しにくい。

5冊目 ジェフリー・ムーア『キャズム』(翔泳社, 2002)

ジェフリー・ムーア『キャズム』(翔泳社, 2002)

原書「Crossing the Chasm: Marketing and Selling High-Tech Products to Mainstream Customers 」




初めてマーケティングの本を読んだが、

率直にとても興味深かった。ムーア曰く、

もちろん、やっているのは戦争だ、という気持ち

が伝わってくる。

詳細は本書に譲るといして、

印象に残ったのは、

「これからマーケティングを進めていくにあたり、信頼できる情報がほとんどない状況下で、これまでもっとも難しい決断を下さなければならないのである。」(p.145)

革新的テクノロジーが主流の地位に普及するプロセスについて

分析し、かつ理論を実践的に使うために、、

キャズムを超えるマーケティングにかかわる意思決定のロジックを

明らかにしている。

Tony vs. Paul



フォトリーとは、

全然関係ないけど、

ただ、おもしろかったので、

ポールつながりで。

just for fun.

photoreading

Preview of Interiew with Paul Scheele

Paul Scheele On How The Lefkoe Method Changed His Life



彼がフォトリーの開発者です。

誓約の意味

初めて習って、数日フォトリーしてきたが、問題発生。

継続に不安を感じる。



1.そもそも何をもってその本を読んだ、とするか。

以下、どれもが含まれるだろうか。

①予習でよむのやーめた。(これは読んでない)

②フォトリーして終了。

③フォトリー+復習で終了。

④活性化まで終了。

⑤高速リーディングまで終了。

まず、この本読みましたよー、というセンテンスに含まれる意味合いは、

(常識的には)はじめの文字から、終わりの文字まで読みましたけど、なにか?

(フォトリー的には)全体のいいたことは掴みましたが、なにか?

両者的には、

(常識派)で、詳細な点をちゃんと押さえて、読み込んでいるのですかね。

(フォトリー派)で、そんな時間かけて、概要、要点、詳細をつかむのですかね。

まー、両者ごもっともなので、

⑥の高速リーディングを終えて初めて、本を読んだ、とカウントすべき。


この問題はいいとして。次に、


2.30日に100冊読む、と決めたとして、

それに一体どんな意義があるのだろうか。



本当に必要な本だけ、または、本当に読みたいと思う本だけ

を読めばいいと思い始めている。必要性を感じない、興味を感じない、

というのであれば、今の自分に読む価値がない、

または、読む意義を見出してないということに等しい。


であれば、本当に読む必要のなかった本が見つかって、

ハッピー、または、意義を見出すにはどうすればいいか、

という問題だ。


"あの時誓約したから"、といった理由で本と向かいあうのは、

ナンセンスだ。それは、達成不安を招き、達成可能性が乏しいと

27日目に感じれば、それこそ最後の3日間は、

切迫した緊張感にとらわれてしまうだろう。


そもそも、時間のない人が、たくさんのINPUTの時間を心から

欲していて、そのために、フォトリーが有効だとされるものだ。


本棚を見回して、今の自分は必要のない本は読まない、つまりは、

今の自分の人生の目的を明確にするという作業こそが、(本当は不必要な)

本を読まなきゃいけないと思う心をなくすと思う。


ということで、

当初の誓約は、4日目にして「生産的取り消し」という結果が

望ましいことを確信し、今日からは、


まー、読む必要があれば読むし、心から読みたくなったら読むし、

そうでなければ、本当に価値あるもっと他のことを優先しますします。


逆説的ですが、100冊読むぞと決めて、

100冊も読むことを望んでいないことが明確になりました。

It's like I can do it, but I don't want to.


余談ですが、

誓約作成時に、SMARTの法則が登場しましたが、

詳細を知りたい方は、下記の170頁~。






ハイラム・W. スミス『TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究』(キングベアー出版, 1990)

2008年4月26日土曜日

儀式

講座の最後の方で、質疑応答があった。


誰しも不安に感じることだが、

どこか人前で、一秒間に一回ページをめくったら、

それはそれは、奇異な目で見られるか、

変な能力開発に参加した、残念な人と思われるか、

まあその類の不安だ。


その質疑応答での話だが、

フォトリーディングを始める前に行う集中する方法

がいくつか体系的にレクチャーされた。

詳細については、講座で知ってほしいが、

とにかく、それを称して"儀式"と表現されたのだ。

そんな儀式は人前でできないが、なんとかならないか、

といった質問だったと記憶している。


あの時はおかしく感じたが、

今から思えば、まさしく意識を集中へと高めていく過程、

自分の内的世界に入っていく過程を

適切に表現していると思う。この「儀式」という言葉。


また、同時に効果を感じるのは、継続すればするほど、

ルーティンワークになり、集中力が高まりやすくなることだ。

同じ身体運動を繰り返すことで、その後にフォトリーディングへと

つながっていくことを前もって体が記憶していくとでも

表現すればよいのだろうか。

タイガーウッズがスイングの前に、イチローがネクストバッターズサークルで、

同じ動きをするのと同じような発想のはず、なのだろう。

大英図書館

フォトリー講座、一日目終了後。

どんな夢を見るか、覚えておいてね、

と先生に言われて。

疲れていたので、ぐっすり寝たらば。

壁一面の本棚に囲まれた部屋にいて、

大英図書館的、圧倒感を感じた。


それにしても、分かりやすい夢見るなー

単純。







フリップページ

ステップ3のまさに、フォトリー最中に

見開きのページの真ん中に、

折り目が二つに見えるのがいいらしい、

といわれている。

が、初めてやったときから、フリップページは見えるし、

さらに、文字にピントがあって、くっきり見える。

先生に質問したところ、

ぼやけたほうがいいんでしょうか?

それは一歩先、上級者の見え方ですよ、

そのままで大丈夫です、とのことで。

マーティン・E.P. セリグマン『オプティミストはなぜ成功するか』(講談社, 1994)

フォトリー講座(フォトリーディング講座と書くのが長いので、

知らぬ間に、「フォトリー」と書いてました、以下同上です。)

で紹介されていた本、かつ、以前読んだことのある本。




マーティン・E.P. セリグマン『オプティミストはなぜ成功するか』(講談社, 1994)

アメリカ心理学会(APA:http://www.apa.org/)の前の会長をしていた、セリグマン。

まず、心理学の歴史がおもしろい。

特に、行動主義の反発、実験と新理論への実証。

次に、楽観主義を身につけるための方法が、実践的である。

特に、ABC理論(アルバートエリス参照)は誰でも今すぐ使える。

最後に、できるビジネスマン、当選する大統領、勝てる野球チーム、

成績の良い子供、なんだって、楽観主義で説明がつくのだ、という。



さて、現在の心理学会でどういう最新の理論展開をしているのか

知らないが、いずれにせよ、チクセントミハイのフロー体験、同様

実践的である点がおすすめである。

ハーバードつながりで

ハーバード関係の著作がするすると出てきたので

紹介したいのが、

デイジー・ウェイドマン『ハーバードからの贈り物』(ランダムハウス講談社, 2004)

原書「Remember Who You Are: Life Stories That Inspire the Heart and the Mind 」

原書で読みたい方は右を。





僕が大学に入る前に、

大学教授とは、象牙の塔で、大量の文献に囲まれた、

世捨て人の集まりかと、 思っていた頃。

これを読んだらば、遠いアメリカという国には、

ハーバードビジネススクールというところがあって、

キラ星のごとく輝く教授達がすばらしいレクチャーを

しているのだとワクワクしたものだ。


15篇のエッセイ集になっている。

今になっても響くことが、いっぱい書いてあることに

驚いた。

「学生が教室に足を踏み入れたとき、そこにどんなチャンスが待ち受けているか、その本質をきちんと理解しているとは限らない。教室には85人の聡明で勉強熱心な学生がいて、それぞれが積極的に、しかもお互いを尊重しながら意見を述べて集団学習のプロセスを推進していく。だから授業の水準は極めて高い。しかし、それはつかの間のことだ。次の日に学生の誰か一人がいくらがんばってみても、同じ体験をすることは二度とできない。授業はきっかり80分で時間切れとなり、教室での学習体験も、ディスカッションも、クラスメイトと共有した時間も終わりを告げる-永遠に。ところが学生たちはこのことを必ずしも理解していない。そして時にはだらけた態度をとる。」(p.144)

メッセージを一言でいえば、

「今という時間を味わい、大事にしてほしい。

 今、ここで体験していることには終わりがある。」(p.143)


そんなメッセージをフォトリー講座に重ねてみる。

ハワード・ガードナーつながりで

MI理論で有名な、ハワード・ガードナー。

彼のハーバードのクラスに出席していて

リーディングの課題が大量すぎて死にそうだった

とかなんとか買いてあった本を読んだことが

あるなと思い出し、たしかこの本だったはず。



改めて読み返してみると、

なんて!おもしろい!かつ、勇気づけられる!本なのだろか。

異文化で生活していくって、サイバイブなんだなって、しみじみ思い出す。



が、ガードナーが出てこない。ので、森田さんの他の本に

ハーバードでの大学院生活体験が書かれているはず、です。


久しぶりに読んで、

目に留まったのが、


「僕は大学に入った当時、国際政治に興味があり、国際法の勉強をしていました。しかし勉強すればするほど、僕ひとりの力ではどうしようもできないような気がしてきたのです。毎日、「もういまは生きていない政治学者が昔こんな事を言っていた」…なんて事を勉強しているだけで、自分から何か変えていくようなものではなかったから。(p.142)



僕も、学部で、国際法を勉強していたので、

なんだか、思うところ、共感できる。


と、つらつら書いたが、

著者がまえがきで書いた、

「これからさまざまな壁にぶつかって行く人たちに一言。諦めちゃダメだよ。諦めたらそこで終わりだからね。 逃げたりしないかぎり、チャンスは必ずあなたを待っているでしょう。」



とりあえず、フォトリーは、諦めずがんばります。

多重知能理論

ハワード・ガードナー『MI:個性を生かす多重知能の理論』(新曜社, 2001)

ずいぶんと昔に読んだことのある本が、

フォトリー講座で紹介されていたので、

詳細について、述べておきたい。

ハーバード大学大学院教授、ハワード・ガードナーがの知能理論。

Multiple Intelligences、略してMI。

IQだけではとらまえることのできない知能を包括的に射程に

押さえた理論となっている。

例えば、数学・論理と空間認識に長けた才能を測るIQ

だけでなく、音楽やスポーツ、芸術に他さまざまな知能

があるだろうと、述べている。



余談だが、

英語の授業でプレゼンでMI理論を取り上げたら、

"Intelligence"は不可算名詞だ、

"s"をつけて複数形にはできない、

"Intelligences"とするのは、間違っている、と指摘を受けた。


それほど、革新的ってことですか。


ACTIVATE

さて、さっそく、やり方を間違えていました。


ステップ3のフォトリーディングしてから、

ステップ4の活性化するまでの間に、、、

最低5分~できれば一晩「生産的休息」をするものだと。



間違ってました。



フォトリーディングを終えたら、す・ぐ・に、復習なんですね。

本を読み直して、気になる言葉を取り出す作業はフォトリー直後に。

そして、そのキーワード・トリガーワードを元に、質問作成もすぐにします。

で、「生産的休息」に入ります。



まだ、誤解しているところがあるかもしれないなー。

2008年4月25日金曜日

シントピック・リーディング

フォトリー講座では、レポートや論文を書くのに役立つ

「シントピック・リーディング」というのを

教えてもらったが、

新しいアイデアを得る、着想を得るのには、

ぴったりだと感じた。

あの、ふわっとした共通点を探しにいく脳の中の揺らぎ感。


しかし、筆者の意図や主張を厳密に

分析的に、批判的に、読み取っていく作業ではないと思う。



ポール・シーリィも以下のように述べているのが

当初からすごく気にかかっている。

「フォトリーディングは私たちが知っている「読書」とは異なるものなのです。この情報処理法は、批判的、論理的、分析的な脳の働きを一時的に迂回することによってのみ、可能になります。」(10倍本, p.46)


筆者や論者が言いたいこと、行間、文脈などなどが、

どのように、フォトリーで読解できるのか、実験してみたい。


また、フォトリーに対する不安の一つは、

わかったつもりになっているだけじゃないか、

というものだと思う。あわせて読みたいのが、

下記の本。読んだら、感想をまた書いてみたいと思います。

SQ3Rメソッド

フォトリーディングを受講して思い出したことだが、

オーストラリアの大学に留学するときに、

日本の大学とは教え方が違う、

欧米の大学では大量のリーディングが課題として出される、

といった話をよく耳にしたので

「勉強する方法」を勉強していった経験がある。

そのときテキストにしたのが、

川手-ミヤジェイェフスカ恩『海外の大学・大学院で授業を受ける技術』(アルク ,2003)



この本に紹介されいるリーディングメソッドが

「SQ3R」という。

心理学者のフランシス・ロビンソンが1940年代に開発したもので

1. Survry(概観)
2. Quesition(質問)
3. Read(読解)
4. Recite(復唱)
5. Review(復習)

の頭文字をとってSQ3Rという。あまり使わなかったが、

思い返せば、英語の本の構成、段落、文章の関係が

ロジックでつながっていて、そもそも読みやすかった。

そもそも「分かりやすく書いてある本」と「そうでない本」

または、「分かりやすく訳してある本」と「日本語訳が下手な本」

では私たちの努力を超えて、無駄な時間が発生すると思う。

構成一つで、書き方一つで、まとめ方一つで、

読み手に知的負担をかけるのだ。


どれだけフォトリーが使えても、本自体に帰属する要素が

読解を妨げる場合だってありうると思う。



余談だが、

薄い本なのに、簡潔に要点がまとまっており、かつ

実践的で、この本は素晴らしい。

シカゴ大学の1年生に向けて作成されたものの邦訳である。

A.W.コーンハウザー『大学で勉強する方法』(玉川大学出版部, 1995)

M. チクセントミハイ『フロー体験 喜びの現象学』(世界思想社, 1996)

M. チクセントミハイ『フロー体験 喜びの現象学』(世界思想社, 1996)

★★★★★

フォトリーディングしたわけではないが、興味深かった、

多くを学んだ、昔読んだ本をいくつか載せておきたい。

研究の一般向けに要約されたもの。

本書を掴む一行は、

「退屈で無意味な生活を楽しみに満ちた生活に変えるためのいくつかの一般的な原理を、その原理を適用してきた人々の具体例を添えて示している」

彼が本書で展開する理論が、アカデミックの世界でどう評価され、

現在の研究でさらに発展しているのか知らないが、

この本が、小難しい論評や学説の整理ではなく、

個人的にとても実践的で、日常生活で使えたたので

高評価です。おすすめします。

立体画像

講座中、机の上にあった、みんなが夢中になって

見つめた、平面なのに立体画像が浮かび上がる不思議な絵があった。

幸運にも、見ればすぐに立体になり、難しくなかったのだが、

うーん、何度見ても分からないと、お手上げの人もいた。

目の使い方の解説:http://www2c.airnet.ne.jp/kawa/photo/rensyuu.htm

あの目の使い方が、フォトリーディングする最中のフォトフォーカスに

とても役立つのだろう、ということは薄々感じている。


なぜなら、「フリップページ」がすぐ見えたし、かつ、文字もくっきりピントがあって、

浮かび上がってくるように見える。だからといって、文字を言語的に認識しているか、

といえば、絵のように見えている、とった状態になれたからだ。

なので、30日間の特訓の標的を、「フォトフォーカスの目の使い方」に設定したのだ。

無意識にデーターベースを作るとか、無意識のイメージを意識と結合して言語化する

などという理論的な難しいことはよく分からない。

ただ、目の使い方がポイントになるのだろう、と思う。

レクチャーで印象に残っているのは、開発者であるポール・シーリィ氏も

昔は、目を高速で動かす速読を練習していたとこのこと。

それ限界を感じたのか、ただイヤになったのか、目を早く動かさなくてもいい

より簡単な方法を開発した、ということなのだろう。

クッシュボール


フォトリーディング受講中、

机の上にはいつもたくさんのオモチャがあった。

特にいつも手に持っていたのは、

"クッシュボール"と呼ばれるゴムのボール。

これ、とっても、ホシイ。

一本のゴムを引っ張ったり、回転させたり、

受講者の誰よりも、いじり倒した自信がある。

クシュボールのススメ: http://www.1kooshball.com/tokuchou/index.html
ネットで買えるサイト: http://www.kooshball.net/index.html

外国で買えば$3、日本じゃ1300円~とお高いなぁ。

リラックスの分類

受講中の分からなかったことがある。

「理想的な心の状態」と「高速学習モード」って何が違うのか。

先生の応答は簡潔だった。

前者は、α波(アルファ波)

後者は、θ波(シータ波)

です。

ググってみた結果、脳波と人の状態については同じようなことが書いてある。

おそらく、基礎的な研究がとっくの昔に終了しているのだろう。

α波のとき人は、

リラックスかつ知覚は敏感で、集中している。

θ波のとき人は、

リラックスかつ、知覚もまどろんでいる。

前者は、常に準備のときに行う。

後者は、フォトリーディングの時に特別に行う。

内的な感覚がどう違うのか、実感はないが、

これも継続すればよく分かってくるのだろう。

4冊目 トニー・ブザン『マインドマップ』(ダイヤモンド社, 2005)

4冊目★★★★★

トニー・ブザン『マインドマップ』(ダイヤモンド社, 2005)

フォトリーディング受講中にフォトリーディングした一冊。

数分読んで、2分プレゼンをした。

特に印象的だったのが、

天才達のノートはきたない。

マインドマップもきたない。

天才達が天才たる所以は脳の使い方。

普通の人が凡人たる所以もまた脳の使い方。

彼らの脳の使い方を真似すれば、誰だって近づける。

現代の脳科学の成果をまとめてみると、マインドマップが

最も能力を発揮する思考方法である、というような話だった。

一言で言えば、「知的革命」を標榜しているのだ。

体感として

フォトリーディング受講中の2日間の不思議な出来事。

とにかく、

意味も分からず、

体が痒かった。

というよりは、

今までに使ったことのない脳を使って、

神経系の電気信号か何かで、

全身の毛穴がパッと開いて

ムズムズするという感じ。

集中して、フォトリーディングを始めて

一息入れるとよく感じる。

ただ、それだけなんですけど、ね。

フォトリーディングで何ができるのか

講座中、質疑応答が一番盛り上がったのが、

フォトリーディングを使って速読の他に何ができるのか?

という疑問だった。

レクチャー曰く、

レシピをフォトリーして、新しい料理が作れる。

楽譜をフォトリーして、新しい作曲できる。

絵画をフォトリーして、新しいタッチの絵を描ける。

辞書をフォトリーして、英語が話せる聴ける。

ゴルフの本をフォトリーして、スコアアップ。

有価証券報告書をフォトリーして、おかしい数字にすぐ気がつける。 etc,.

なんだってできるのさ。

おそらく、マインドマップなど他の方法と組み合わせて相乗効果的に

なにか新しいものが創造できるというのは、わからなくもない。

ただし、

率直に言って、一般論として「なんでもできる」という

万能感的な態度には懐疑的だし、

こと、あの質疑応答に対しても、

フォトリーディングにもうさん臭いところもありますね、

と同じ机のメンバーと共有していたので、

おそらく他にもそう考えている人がいるはずだ。


そこで、

まず、

「できる」のであれば、事実または実証的な研究を明示してほしい。

「やればできるはずだ」という希望的観測とは違う。

それから、

どこまでが「できること」で何が「できないこと」か

両者を説明した方が、説得力が増す。

しかし、

いずれにせよ、フォトリーシステムの核心は

意識を介さず、視覚から脳へ、文字を絵のように

アーカイブにしてしまう。その後、無意識のデータを

意識と結合させること。

それは、

脳の可能性はまだまだ分からない、そういう可能性に

賭けてみようじゃないかという態度に思える。

僕はそういう態度が好きだ。

だから、とりあえずできると信じて、

楽観的になんでも試してみようじゃないか、

そういう態度がなければ続かないだろう。



このブログのタイトルも、あーだこーだ言わずに、

まず30日は続けてみよう、という気持ち込めてみました。

講座参加者

2日間の集中講座で参加者は、合計31人。

一つのテーブルに4人、お昼を食べた後席替えがあり、

いろんな人と知り合いになれる。

ペアワークもするので、さらにお互いをよく知れる。

時に、絵を描いて贈ったりもした。

僕が話した、受講者の方は、素晴らしい人ばかりだった。

会社経営、本を執筆中、スポーツ選手…。

印象的だったのは、

二日目のお昼を食べているときに、伺ったある女性の話に、感動した。

彼女はアスリートで、外国で活躍されていたそうだ。

その挑戦の日々、困難に直面して、乗り越えていく話は、

感動的で、本当にみんなで共有したかった。

↓ たくさんのアスリートの取材で構成されているこの本に

彼女も紹介されているのだそうだ。是非読んでみたい。

フォトリーディングとは

フォトリーディングとは何か、もう一度整理しておきたい。

ただの速読ではなく、「フォトリーディング・ホール・マインド・システム」

の中にフォトリーディングが含まれているに過ぎない。

以下、
ポール・シーリィ『あなたもいままでの10倍速く本が読める』(フォレスト出版, 2008)より引用。

  1. 「準備」
    目的の明確化
    みかん集中法(理想的な心の状態)
  2. 「プレビュー」(予習)
    全体から部分へ
  3. 「フォトリーディング」
    高速学習モード
    アファメーション
    フォトフォーカス
  4. 「熟成」
    10分~一晩待つ
  5. 「アクティベーション」(活性化・復習)
    スーパーリーディング
    ディッピング(拾い読み)
    スキタリング(摘み読み)
    トリガーワード
    質問
  6. 「高速リーディング」

フォトリーディングに出会ったのは、友達の家で見た

勝間和代『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』(ダイヤモンド社, 2007)





に載っていたことがキッカケだった。

「自分をGoogle化する」という表現になにか興味をそそられ、あっという間に読んで

気が付いたら、フォトリーディング講座に申し込んでいたというわけで。

集中講座の申し込みは: http://www.lskk.jp/kouza/1/

現状、一ヶ月待ちの大人気のようだ。

3冊目 P.F. ドラッカー『すでに起こった未来―変化を読む眼』(ダイヤモンド社, 1995)

三冊目 ★★★★☆

P.F. ドラッカー『すでに起こった未来―変化を読む眼』(ダイヤモンド社, 1995)

この本は、原書のタイトルは「The Ecologica Vision: Reflections on the Amecian Condition」。

講座中、およそ20分ぐらいをかけて、「活性化」、「スーパーリーディング」

「スキタリング」「ディッピング」をした本。最後に二分でプレゼンをした。

この本は、1946年~1992年にわたって書かれた論文集だ。

あえてこの本を選んだのは、フォトリーディングは論文集にどう使えるのか

を知りたかったから。

当初、つながりのない論文ばかりに思えて、悪戦苦闘したが、

結果、著者ドラッカーの半世紀にわたる、"社会と個を見る視点"

"社会生態学者としての視点"というのが

おぼろげながら掴めたような気がする。

というわけで、著者の問題関心や傾向を掴むのには、論文集を

フォトリーディングするというのも、効果的かもしれない。


余談:

タイトルは和訳より、原書のタイトルを見たほうが

本の内容がつかみやすい場合が多い。

2冊目 ポール・R. シーリィ『「潜在能力」であらゆる問題が解決できる』(フォレスト出版, 2003)

2冊目 ★★★☆☆

ポール・R. シーリィ『「潜在能力」であらゆる問題が解決できる』(フォレスト出版, 2003)

講座中にフォトリーディングした一冊。

そして、逆さにして後ろからフォトリーディングした

初めての一冊。

意識や常識ではまったく理解不能なことを真剣にやっている

自分がときにチャレンジャーに思えてくる。

同時に、他人には奇異に見えるに違いない。

正直、僕だっていまは効果が実感できるが、

確信できないので、半信半疑なんだ。

リラックスすること

思い返すと、講座中は様々な音楽が使われていた。

一番印象的なのは、「海の波の音」

オーストラリアに交換留学中、勉強に疲れて、リフレッシュしに

毎週、海に行って遠くを眺めていたことを思い出す。

僕にとって「高速学習モード」での最後の光景は

決まって、シドニー、マンリービーチ:http://jp.sydney.com/Manly_Beach_p1759.aspx

青い空、青い海、白い砂浜。

遠くの海にサーファー。カラッとした空気に、心地よい風

が思い出される。


2008年4月24日木曜日

1冊目 ポール・シーリィ『あなたもいままでの10倍速く本が読める』(フォレスト出版, 2008)

1冊目、★★★★★

ポール・シーリィ『あなたもいままでの10倍速く本が読める』(フォレスト出版, 2008)

フォトリーダーの間では、「10倍本」と親しまれいるこの本。

基本テキストという性格で、読みやすく、まとまっているので、

フォトリーディングの方法が分からなくなったときにはすぐ手を伸ばす。

2008年4月23日水曜日

はじめに

2008年、春、東京。

フォトリーディングの講座を終えて・・・。

日々の変化と成長を書き留めておきたい。

また、それをみんなと共有したい。

何事も継続しなければ意味がない。

今日、誓約したことがある。

「これから30日でフォトフォーカスを習得・訓練する」

そのために、

「30日で家の本棚にある未読の本、およそ100冊をフォトリーする。

一日三冊、20分ずつで計一時間。」

それを達成するために、

「フォトリーディングした本はブログにUPします。」

これで達成したのか、どうかも、一目瞭然、周知の事実。

講座に参加したみなさんへ

一緒に、続けて、がんばりましょう。

先生へ、

二日間のレクチャーお疲れ様でした。