ハーバード関係の著作がするすると出てきたので
紹介したいのが、
デイジー・ウェイドマン『ハーバードからの贈り物』(ランダムハウス講談社, 2004)
原書「Remember Who You Are: Life Stories That Inspire the Heart and the Mind 」
原書で読みたい方は右を。
僕が大学に入る前に、
大学教授とは、象牙の塔で、大量の文献に囲まれた、
世捨て人の集まりかと、 思っていた頃。
これを読んだらば、遠いアメリカという国には、
ハーバードビジネススクールというところがあって、
キラ星のごとく輝く教授達がすばらしいレクチャーを
しているのだとワクワクしたものだ。
15篇のエッセイ集になっている。
今になっても響くことが、いっぱい書いてあることに
驚いた。
「学生が教室に足を踏み入れたとき、そこにどんなチャンスが待ち受けているか、その本質をきちんと理解しているとは限らない。教室には85人の聡明で勉強熱心な学生がいて、それぞれが積極的に、しかもお互いを尊重しながら意見を述べて集団学習のプロセスを推進していく。だから授業の水準は極めて高い。しかし、それはつかの間のことだ。次の日に学生の誰か一人がいくらがんばってみても、同じ体験をすることは二度とできない。授業はきっかり80分で時間切れとなり、教室での学習体験も、ディスカッションも、クラスメイトと共有した時間も終わりを告げる-永遠に。ところが学生たちはこのことを必ずしも理解していない。そして時にはだらけた態度をとる。」(p.144)
メッセージを一言でいえば、
「今という時間を味わい、大事にしてほしい。
今、ここで体験していることには終わりがある。」(p.143)
そんなメッセージをフォトリー講座に重ねてみる。
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