2008年6月3日火曜日

茂木健一郎とクオリア

これの問題が解ければノーベル賞が貰えるのを1ノーベルとすると、

クオリアの問題は100ノーベルぐらい難しい。

クオリアとは、質感のことを言う。命題はシンプルだ。

物質である脳から、非物質である意識が、どうやって生まれるのか。

脳科学、脳トレと巷では、流行となっているようだが、

彼が目指す本丸とするのは、ニュートンやアインシュタインに

匹敵するパラダイムシフトであるのだ。それが、ようやく分かった。

その一端を記録しておこう。

おそらく、茂木は意識を生物数学的な記述で意識を説明しようと、

一つの仮説としてと以下を考えているのではないかと思った。

「高温の複雑なシステム(人間のほとんど水でできた脳を指す)のなんらかの量子力学的な特性が意識として現れている。それがどういう数学的構造なのかというのは、現時点ではまったく想像もつかないぐらい複雑なものだろう。」

だから、ペンローズの量子脳仮説を翻訳したのもそういう流れの延長にあるのだろう。

参照:クオリア日記

Lecture 1 反応選択性批判、マッハの原理

音声ファイル(MP3, 77.7MB, 84分)

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